ブログ▨怒って、嘘ついて、それでも親になる

子育てって、うまくいきません。
何年やっても初心者感が抜けない。いや本当に。
言葉も気持ちも、伝えたい方向とは違うほうへすっ飛んでいく。ピンポン球か。

子どもは嘘をつく。
でもそれを責める前に、わが身を振り返ることが必要だ。
「今日はお風呂にアヒルがいるよ」とか、「もうお布団が寂しがってるよ」とか、完全にフィクションで子どもを動かそうとしているのは誰だ?(私です)

そして、怒る。けっこう怒る。
一日の終わりには、HPもMPもゼロ、感情のコントロールって何。
「はやく!」「何回言えばわかるん!?」「もう明日はどこも行かんけ!」などと、まるで自分が5歳児に戻ったかのようなセリフが飛び出す始末。

でも最近、ちょっと思うのだ。
言葉って、ただそのまま受け取るのではなく、その奥にある“景色”を想像することが大切なのではないかと。

嘘の奥には、「こうだったらいいのに」という叶わなかった願いが潜んでるのかもしれない。
怒りの裏には、「ここだけは触れないで」というその人の大事なものが隠れてるのかもしれないし、「このあとコレしてやりたかったのに(できない)」という悔しさが列をなしているのかもしれない。

つまり、自分や誰かの「怒り」や「嘘」に出くわしたとき、その奥にある景色を、ちょっとだけ想像してみる。
―その人がどんな場所で、どう育ち、何を大切にしてきたのか。この子は、今日ここで僕の言うことを無視する前に何があったのか。

それだけで、ほんの少しだけ、受け止めやすくなる気がする。
(もちろん、風呂前のタイムリミットバトル中などに、そんな余裕は一切ないが)

言葉を受け止めるって、きっと、その人の中に広がっている風景を感じ取ろうとすることだ。
そう思いながら、今日もまた、アヒルに助けられてますけど🐤

かんだむつみ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

元気のもりの公式アカウントはこちら。フォロミー。

 

TOPへもどるTOPへもどる