ブログ▨出産祝いは、年パスでした。

▨出産祝いに最新家電!……と思いきや

先日、あるパパが友人パパに差し出したのは、“年間定期券(ファミリーパスポート)”。保証期間は1年、思い出期間は無限。(※1)

2組のパパが、それぞれお子さんを連れてご来館。ママの姿はなく、パパと子どもだけ。ひとりは初めての来館だったようで、先輩パパが「出産祝いだよ」と笑顔で年パスをプレゼントしていました。

その先輩パパ自身はすでに年パス所有者で、「すごくいい施設だから一緒に行こう」と後輩パパを誘ったのだそうです。さらに「これでまた一緒に来れるな」と言葉を交わす姿に、職員一同、驚きながらも思わずにっこり。

 

▨今どき、共働き、自然な選択肢

ただ少し反省しました。こうした光景は”ママ友同士のもの”だと、どこかで思い込んでいた。だから驚いたのです。今の時代にこれは珍しいことではありません。実際、男性の子育て参画は大きく広がっています。

2017年度に初めて5%を超えた男性の育児休業取得率は、2024年度には40.5%(前年30.1%)と過去最高を記録 しています。(※2)
また、6歳未満の子どもを持つ夫婦のうち夫の家事関連時間は、2021年の調査で、1日あたり平均1時間54分。前回調査の2016年の1時間13分に比べて31分の大幅増となりました。ちなみに2001年は平均48分ですから、20年間で1時間6分の増加となります。(※3)

かつては「男性の育児・育児=珍しい」だったのが、今は自然な選択肢になりつつあると言えるでしょう。(※4)

 

▨見えてきた、未来のかたち

今回出会った2人のパパの姿は、その象徴でした。子どもと一緒に遊ぶだけでなく、友人として支え合い、情報や体験を共有しながら楽しんでいる。その姿は、子どもにとってもきっと心強く、温かな思い出になるはずです。

元気のもりは、0歳からの子どもと親が安心して過ごせる場所です。親だけでなく子育てに関わる全員の「居場所」でありたいと考えています。
今回のパパたちは、そんな未来のかたちを少し先取りして見せてくれたようで、本当にうれしく感じました。

これからも元気のもりは、ママやパパ、祖父母、支援者たちと一緒に「子どもと過ごす時間の面白さ」を広げていけるよう努めてまいります。ご来館をお待ちしています。

 

※1 年間定期券(ファミリーパスポート)とは
※2 厚生労働省「雇用均等基本調査」
※3 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査」
※4 もちろん現状では、育児・家事にかける時間の多くはまだ女性が担っています。ですが男性の参画が年々拡大していることは確かであり、それを自然な光景として受け止め、応援していきたいと思います。

かんだむつみ

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