11/7(日)、令和3年度の「男2代の子育て講座」(主催:北九州市)が、元気のもりにて開催されました。(開催告知は→こちら) 本事業について、北九州市は公式ホームページにて次のように説明しています。
北九州市では、男性の家事育児参加の促進を推進するため、NPO法人エガリテ大手前の提唱する学習プログラムに基づき、「男2代の子育て講座」を開催しています。 全プログラムを受講された方は、母親の育児の補助役ではなく、独立して育児を実践する資格をもった「ソフリエ」(祖父)、「パパシエ」(父親)として認定を行っており、これまでに230人の「ソフリエ」、「パパシエ」が誕生しています。—引用元:北九州市公式ホームページ(2021/11/9参照) |
当館は「日本で初めてソフリエ、パパシエが誕生した地」として、NPO法人エガリテ大手前より認定を受けた2010年以来、関連施設である「子どもの館」(黒崎)とともに毎年本事業に関わっています。
ただし、今回の当館での開催は2019年11月以来となります。新型コロナめ。
2年ぶりの今回はコロナ禍での開催ということもあり、規模縮小等の各種調整のため告知がギリギリとなりました。でも定員に達した後もお問い合わせをいただくなど、育児講座の必要性を実感している次第です。
講座当日は祖父と父が3人ずつ、計6人の受講生をお迎えしました。
5つのカリキュラムを簡単に振り返ります。
【基本編】
講師は臨床心理士・公認心理師の古野薫さんによる【子育て心理学】。
まずは体を動かすアイスブレイクのひとつ「ミラーリング」で心と体がほぐしてから講座スタート。
<ママに言ってはいけない言葉>に「言ってたわ…!」と一同驚愕の時間となりましたよ。
【日常編】
講師は独立行政法人北九州市立病院機構看護専門学校教務課長・阿比留悦子さん。
【沐浴、服の着脱等】を伝授されました。腕の通し方、ボタンの位置、オムツの付け方などなど大人と違うことばっかりです。
沐浴時期が終わった受講生もいましたが、あえての沐浴実技。この体験を通じて当時の母の大変さやこれからの子どもとの関わり方のヒントを学んでいただきました。しかし横でママに見つめられるとやりづらいですよね? にっこり。
【食事編】
管理栄養士・佐藤純子さんによる【離乳食説明と試食】。
味はとっても薄いはず…と思いきや飛び交う「うまい!」。先生曰く「そうなんです、大人もこれくらいでいいのです」。
【安全編】
【子どもを守る応急処置等】の講師は、北九州市立八幡病院小児救急看護認定看護師の橋本優子さん。
<チャイルドビジョン(幼児視界体験メガネ)>で子どもの視野を体験したり、子どもの喉に異物が詰まったときの対処法を人形を用いて実践形式で学んだりしました。
【ふれあい編】
最後はチャイルドケアスペシャリスト・平島奈緒さんによる【おむつヨガ】です。
その名は「おむつが外れるまでに行う約6000回のおむつ交換を親子のコミュニケーションの機会と考えれば、貴重な時間になるのでは」という考えに起因しています。塵も積もれば山となる。いわんや親子の時間をや。
親子の特別な時間は、非日常のイベントではなく、たわいない日常の中にこそあるんです。こんにちは。
そして【認定式】へ
受講生の皆様には、北橋健治北九州市長からそれぞれ「ソフリエ」もしくは「パパシエ」資格がの認定証が授与されました。エガリテ大手前の古久保俊嗣代表からもお祝いと期待の言葉が贈られました。
皆様お疲れ様でした。そしておめでとうございます。今後の家庭内でのご活躍を確信しております。
次回は2022年春に「北九州市立子どもの館」(黒崎)での開催を予定しています。よろしく!!
おまけ
最後に、本講座の雰囲気をよりお伝えすえるべく、本稿では使用しなかった写真を紹介しつつ終わります。
(承前)皆様とても真剣で、素敵な表情と佇まいでした。こりゃママやおばあちゃんも安心だっ。今日からより楽しく面白い日々が始まることを確信しています。元気のもりも頑張るぞ。
— 元気のもり(北九州市立 子育てふれあい交流プラザ ) (@genki_no_mori) November 7, 2021
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かんだむつみ
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