ブログ◆特別な時間は日常のなかに~ 男2代の子育て講座

11/20(日)、令和4年度の「男2代の子育て講座」(主催:北九州市)が、元気のもりにて開催されました。(開催告知は→こちら) 本事業について、北九州市は公式ホームページにて次のように説明しています。

 北九州市では、男性の家事育児参加の促進を推進するため、NPO法人エガリテ大手前の提唱する学習プログラムに基づき、「男2代の子育て講座」を開催しています。
 全プログラムを受講された方は、母親の育児の補助役ではなく、独立して育児を実践する資格をもった「ソフリエ」(祖父)、「パパシエ」(父親)として認定を行っており、これまでに230人の「ソフリエ」、「パパシエ」が誕生しています。—引用元:北九州市公式ホームページ(2022/11/20参照)

当館は「日本で初めてソフリエ、パパシエが誕生した地」として、NPO法人エガリテ大手前より認定を受けた2010年以来、関連施設である「子どもの館」(黒崎)とともに毎年本事業に関わっています。

で、募集開始すると即日定員に達しましたっ!!

過去イチのスピード感でスタッフ一同、大・歓喜です。ということで。
講座当日は祖父1人と父9人、計10人の受講生をお迎えしました。

5つのカリキュラムを簡単に振り返ります。

【日常編】


まずは基本編…ではなく日常編。(諸事情により当日急遽時間割を変更しました。)

日常編の講師は北九州市看護専門学校教務主査・津村礼子さん。
【沐浴、服の着脱等】を伝授されました。腕の通し方、ボタンの位置、オムツの付け方などなど大人と違うことばっかりです。


これから赤ちゃんが生まれる受講生も、沐浴時期が終わった受講生も一緒に沐浴実技。
生まれた直後の赤ちゃんに対しての注意点を知ることは、これからの子どもとの関わり方のヒントになるはずです。
わが子に監督されているパパもいました(笑)

【基本編】


基本編の講師は臨床心理士・公認心理師の古野薫さん。内容は【子育て心理学】。
データがすべてではないですが、母親や赤ちゃんに起こりうる一般的な体調変化等、他の事例を知ることは子育てにとって大切なことです。子育てで大変なクライシスの一つは<孤立感>です。「他でもあることだ」「ひとりじゃないんだ」と思えることが支えになる場合があります。

【食事編】


管理栄養士・佐藤純子さんによる【離乳食説明と試食】。
最初の離乳食は塩味がなく味も薄くペースト状とも見えるものが、月齢を重ねるごとに味が濃くなり固形になっていくことに、赤ちゃんの著しい成長力を感じた方も。

【安全編】

 
【子どもを守る応急処置等】の講師は、北九州市立八幡病院小児救急看護認定看護師の橋本優子さん。
<チャイルドビジョン(幼児視界体験メガネ)>で子どもの視野を体験したり、子どもの喉に異物が詰まったときの対処法を人形を用いて実践形式で学んだりしました。

後半は実際の住まいを再現した「セーフキッズ」に移動して、講義の内容を再確認しました。

【ふれあい編】


最後はリトミック講師・木田奈美さんによる【リトミック♬~音楽でふれあいの時間~】でした。
皆で音楽に合わせて体を動かしたり、様々な(すぐ手に入る簡単な)道具を使って赤ちゃんと遊んだりしました。


親子の特別な時間は、非日常のイベントではなく、ふつうの日常の中にこそあるんです。こんにちは。

そして【認定式】へ


受講生の皆様には、稲原浩副市長からそれぞれ「ソフリエ」もしくは「パパシエ」資格がの認定証が授与されました。エガリテ大手前の古久保俊嗣代表からもお祝いと期待の言葉が贈られました。

ハイポーズ。(前列右端のソフリエ氏がハーイと右手を広げてくれているのが嬉しい。【ふれあい編】のシール顔だっ☺)

皆様お疲れ様でした。そしておめでとうございます。今後の家庭内でのご活躍を確信しております。
最後に、講座中パパやおじいちゃんを支えてくれたママやおばあちゃん、お子様たちに感謝申し上げます。ありがとうございました。

次回は2023年春に「北九州市立子どもの館」(黒崎)での開催を予定しています。よろしく!!

おまけ

本講座の雰囲気をよりお伝えすえるべく、本稿では使用しなかった写真を紹介しつつ終わります。

かんだむつみ

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