ブログ~凧揚げが世界を救うらしい話

10年以上ぶり?に凧(たこ)揚げをしたら、やたらと面白くてビックリしました。
久しぶりすぎて最初はうまく飛ばせませんでしたが、体がおぼえているものですね。まもなく他の親子から「飛ばし方を教えて」と声をかけられる程度(人並み)には飛ぶようになりました。

そうなのです。凧は「飛ばす」のではなく、みずから「飛ぶ」ものでした…!
この考え方が凧揚げのコツです。たぶん。

凧は風を受けるようにできており、風を受けたら勝手に揚がります。
大切なのは「凧が風を受けやすいようにお手伝いする」というマインドかしら。凧の行きたいように任せる、凧となかよしになる…と言ってもいい。

凧揚げは、日本では子どもの遊びとして定着しています。
定着したということは、凧はわりとかんたんに空を飛ぶのではないか。飛ばなきゃ楽しくないし、子どもはクールです。楽しくないならすぐ廃れたい違いない。

そう考えたら凧はますます飛ぶようになりました。地面に落ちかけても再び空に舞いあがるようになりました。

凧の<意思>を尊重すると、風を意識するようになりました。
すると、風の向き、強さ、高度によるその変化、変化に合わせて糸の長さや引く力を自然と変えるわけです。

周囲の状況も見えてきました。
周囲の凧の数の増減や動き方、芝生でサッカーをしていた親子が帰って、そこにハクセキレイが来たことまでわかります。

まわりの状況を把握するだけでなく、跳んできたボールを投げ返したり、走ってきた子どもを避けたり、近くを通る方に挨拶したり…と、その場の状況に臨機応変に対応していました。
もう全身が<目>であり<頭>であり<手足>です。「考える筋肉」ですね。

ここが昔遊びの醍醐味です。全身をつかう。頭もつかう。
遊びの中にこそ学びがあるというのはこういうことなんです。いいでしょ昔遊び。

たいていの昔遊びはルールが単純なこともあり、最初からそこそこ上手に遊べます。だから小さな子でも仲間に入れます。そして上達段階に応じて「技」を習得する楽しみがある…。
なにこのスモールステップ。飽きるきっかけがない。ハマるしかない。

しかも身体以外の道具は、ほぼつかいません。気楽だ。省エネだ。SDGsだ(笑)

SDGsとは「人がこの地球で生き続けるためにどう行動すべきか」を考えて実践することですから、自分の身体と周囲の環境を意識することで成り立つ昔遊びは、SDGsの最初の一歩足りえます。おお。凧揚げは世界を救うぜ。

最後にまとめ。
昔遊びは面白い。べらぼうに面白い!!
面白いからおすすめしました。学ぶために遊ぶ必要はありません。ベラボーベラボー。

かんだむつみ

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